【測量士補試験】独学1発合格の勉強方法について

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2023.7.13更新しました!

みなさんこんにちは。たけとです。

この記事は測量士補試験に関する内容になります。

先日、測量士補の試験を受験してきました。

 合格結果待ちですが、アガルートの速報では28点満点中23点を取れていたので、ほぼ確実に合格していると思います。

→(追記)2023.7.11に合格発表があり、無事合格しておりました!

これから受験を検討されているかたの参考になるよう勉強方法などをご紹介します。

試験そのものの詳細は国土地理院のホームページをご参照ください。

1 勉強開始時期と時間について

 私の場合3月中旬から開始しました。もっと早くても良かったのかもしれませんが、宅建の勉強と並行稼働であったため、個人的にはちょうどよい学習期間だったかなと思っています。

  大体1日平均1.5時間くらいは勉強していたかと思います。

  概算の総勉強時間は1.5時間×約60日(2カ月)=90時間 です。

  

 大手資格スクールですと目安200時間となっておりますが、私は初学90時間で大丈夫でした。数学が苦手な人は余力を持って150時間くらいを目安にすると安心できるかもしれません。

 資格試験の勉強が初めての人や、過去に勉強していた時期からかなり間が空いてしまっている人は、勉強に対する慣らし期間が必要と思われるので、2月中には勉強を始めるほうが良いかなと。(もちろん1日の学習時間が私よりも取れる人は大丈夫です)

 まずは、おおむね1日15分~30分程度で構いませんので、毎日勉強する習慣を身に着けることからスタートしてください。(2週間くらい続けると習慣化してきて苦痛じゃなくなってきます)

 そして、できるだけ決まった時間帯に勉強してください。勉強を習慣化させるためには1日のスケジュールに組み込んだほうが圧倒的に定着しやすいです。

 私の場合、こどもの送迎や家事などで勉強できる時間帯が限られていました。家事を終えた夜の落ち着いた時間帯での勉強も試してみましたが、計算問題をやっても眠くなってしまってイマイチだったため、そこは宅建の勉強とし、測量士補は朝早起きしての勉強としました。朝1番の勉強は睡眠中に情報が整理され脳がクリアになっていて、個人的にはとても勉強が捗りました。

 このようにご自身の生活スタイルに合ったかたちでスケジュールに組み込み、慣れてきたら時間を増やしていってみてください。

2 使用した教材

 書籍は下記の2冊です。

 ・「測量士補合格ガイド」


王道のテキストなのかもしれません。古いテキストですとメルカリなどで若干割安で購入できますが、法改正などもあり数千円ケチっても仕方がないと思い、私は新品を購入しました。後述しますが出番はそこまで多くなかったので、購入しなくてもいけるかもしれません。

 ・「測量士補過去問280」


 2019年に購入。受験を挫折してお蔵入りしていた問題集があったものを引っ張り出して使用しました。ただし、過去問は10年以上前のものはほとんど手をつけていません。

 学習用ホームページ・動画は下記のみでした。

 ・「測量士補試験対策WEB」http://www.kinomise.com/sokuryo/shiho/

 ・「測量士・補合格」https://www.youtube.com/@sokuryou/videos

3 学習方法

  肝心の学習方法をご紹介します。

●勉強開始~2週間くらい  

・「測量士補合格ガイド」を一から読もうと思い、テキストを見ましたら、知らない用語と数学でアレルギー反応を起こしてしまい、すぐに閉じました。(これを繰り返す笑)

なので、いきなりテキスト読むのは個人的にあまりお勧めできません。

 ですので、まずはこちらを見てください↓

YouTubeで「測量士・補合格」のチャンネルにて「基礎知識のまとめ」

基礎知識のまとめ
作成した動画を友だち、家族、世界中の人た...

 これを1~2週間くらいでしょうか。単元ごとに内容を大体理解できるまで繰り返し視聴してください。結構長いので見るだけでも大変かもしれませんが、長めの期間を確保して頑張って視聴しましょう。

 見ながらか、もしくは見たあと後すぐに過去問をやってみるのが知識の定着に効果的です。

●2週間~4週間くらい

 動画視聴後、当初よりテキスト記載事項が理解できるようになってきますので、テキストを読んでテキスト掲載の練習問題(過去問)や、過去問集の計算問題をやりはじめてください。問題はご自身がわかりやすそうだなと思う問題からで大丈夫です。無理してすぐに難しい問題にチャレンジしなくて大丈夫です。(できないと心折れそうになります)また、過去問の解き方は「測量士・補合格」のチャンネルで1問1問丁寧な解説動画がありますので活用してください。(私はこちらを多分に活用させていただき、本当に助かりました)

 なお、計算問題解いてもまた次にやるときには結構忘れていたりしますが、気にせずに進めてください。やり続けていけば次第に解き方を覚えちゃいますので。

 また、上記と並行して、隙間時間に「測量士補試験対策WEB」「〇×テスト」をやってください。この「〇×テスト」は分野別に過去問を1問1答形式でテストできるありがたいものです。スマホでも気軽に問題にチャレンジできますので、できる限り毎日、試験当日までやり続けましょう。

●4週間~直前

ここからは直近5年分全問+2年(計算問題)をメインに過去問をやり始めました。

 4~5周回はしたかと思います。計算問題をひっ算で解くと時間がかかるので、途中から電卓で計算して問題を解いてました。

 電卓も色々と種類がありますが、私はCanonの「F-718SA」を中古で購入し、使用しておりました。度分秒の計算が簡単にできるのと、手計算するような画面を表示させて入力できるなど、非常に使い勝手が良かったです。関数電卓は1つあるとずっと使用できますので、お値段はそれなりにしますが、新品購入も良いかもしれません。(物が良く需要がありますので不要になってもメルカリで人気です)一応リンクを貼っておきますので参考にしてください。


 後半は、問題を見たら頭の中で、解く手順は「はじめにこれをやって、次にこうして、最後はこうやる」といった具合に考えられるようになっておりましたので、みなさんもここまで仕上げてください。

 試験直前は衰えていたひっ算力を復活させるため、手計算を再開しました。

4 令和5年度測量士補試験について

 下記のとおり、測量士補試験の合格率は令和2年度に一旦下がりましたが、その後2年は上がっておりました。

【測量士補試験合格率推移】

令和元年度 35.8%

令和2年度 30.3%

令和3年度 34.8%

令和4年度 44.1%

 

 そして令和5年度。

 私を含め多くの受験者は

「例年より難しかった。」「過去問にない問題ばかりだった。」

と感じた人が多かったと思います。

 測量士補は絶対評価ですので基準点以上は合格するわけです。また、過去問の焼き増し問題が多いことから、これまでの測量士補試験はしっかりと過去問に取り組んでいればわりと容易に合格点に到達できるという特徴がありました。 

 例年の合格率の推移を鑑み、合格率上昇に歯止めをかけるために令和5年度はあからさまに難易度を上げてきたのでしょう。文章問題は初見の選択肢が圧倒的に多いです。

 7月の合格発表で詳細は公表されますが、個人的には今回の合格率は令和3年度を下回ると思っています。

→(追記)7.11の合格発表において、合格率はやはり32.2%で令和3年度を下回ってました!予想的中!!

 結果だけみれば、私の場合は23点取れておりますが、試験中は自信を持って正解だと思える問題が少なく、文章問題は2択まで絞れるけど、そこからわからない問題ばかりだったので、内心かなり焦りました。(これは落ちる、と何度も頭を過り、相当焦りました)

 半面、計算問題の難易度は低く、あっさり解ける問題が多かった(これにより平常心を取り戻す)と思います。

 また、試験時間は3時間でしたが、文章問題に悩む時間が多く、あっという間に時間が過ぎていき、見直しを優先した結果、新問は手をつける時間がありませんでした。

 1時間以上時間が余ってじっくり見直しをする算段でおりましたが、これは誤算でした。

 以上を踏まえ、今回の試験の特徴としては、

 ・文章問題の難化(過去問にはない初見選択肢の増加)

 ・新問の登場、20年以上前の旧問再登場

 問題を解くのに時間がかなりかかる

 こういった要素があったと思います。次年度の参考にしていただければと思います。

5 まとめ

測量士補試験勉強は3月から開始

総勉強時間は100時間程度(余力を持つなら150時間程度)

勉強は1日1~1.5時間目安

テキストは買っても買わなくても可。過去問集はあったほうがよい

YouTube「測量士・補合格」、HP「測量士補試験対策WEB」を参考にする

隙間時間はWEB〇×テストをやる

過去問計算問題は解き方を頭の中でイメージできるようになる

 今回は以上です。

 これから受験される皆様の合格への一助になれば幸いです。

 最後までご覧いただきありがとうございました。

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