みなさんこんにちは。たけとです。グランドセイコー、かっこいいですよね。この記事ではSBGP011を1年間使用してみた感想を記載していきたいと思います。
グランドセイコー SBGP011とは
SBGP011は、グランドセイコーのヘリテージコレクションの一員のクオーツモデルで、時針単独の時差修正機能を有した新クオーツキャリバー「9F85」を搭載しています。
時計を止めずに時針を単独で動かすことにより、クオーツウオッチの高い精度を失うことなく、時差を修正することができます。
通常のクオーツではパワーがないため、秒針が短くなりがちですが、このモデルではメモリまで届くシャープなスタイルの長い針と、細かく面取りが行われた立体的なインデックスによって視認性が向上されています。
薄型でありながら、用途を選ばずに着用できるモデルとなっていてグランドセイコークオーツ好きのかたにとっては必須の時計といえるのではないでしょうか。
SBGP011 スペック
次にこのモデルのスペックをご紹介します。
定価308,000(税込)円
SBGP011スペック
外装:ステンレススチール
ガラス材質:サファイア
コーティング:内面無反射コーティング
ケースサイズ:横 40.0mm 縦 47.0mm 厚さ 10.6mm
ムーブメント:9F85
駆動方式:電池式クオーツ
防水:日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁性:あり
重量:148g
その他:時差修正機能
高級腕時計に必要な機能は概ね備わっています。
感想
さっそく感想ですが、私が1年間使ってみて思ったのは、ずばりこれです。
「まったく飽きない。」
至って単純なコメントになってしまい恐縮ですが、これ、私にとってはめちゃめちゃすごいことです。
これまで色々な腕時計を購入しましたが、ある意味究極の形態だと言えます。何なのでしょう。不思議ですが、細部にまで計算されたザ・シンプルデザインに私自身が魅了されているのかもしれませんね。
屋外でも視認性がよく、カッティングされたバーが光で反射してキラキラして見えます。
アップするとこんな感じです。着装感は申し分ないです。
ビジネスでもシャツの袖口から大きく出るわけでもなく、ガシガシとシャツに当たってうっとおしく感じることもないです。
夜中の12時になると日付が変わりますが、通常のクオーツモデルは少しずつ日付がずれていき、翌日の日付になります。
しかし、この時計は機械式腕時計のように一瞬で日付が変わります。購入してからこれを実際に見たときはかなりの感動を覚えました。
また、この時計は冠婚葬祭などにもまったく問題なく使えます。
スポーツモデルの時計ですとちょっとごつくて…なんていうときでも自然につけられ、安くも見られない万能型となっています。
あと一つ。これもわかる人にしかわからないかもしれませんが、この時計、
通常のクオーツ時計と秒針の動きが違うんです!!
これは非常に文字で表現しずらいです(笑)。
通常のクオーツ秒針は軽く動き、無理やり止まる!といった印象の動きなのですが、
この時計はスマートにしっとりと動くんです。
この違いに気づいたときもかなり驚きましたが、地味に満足感がありますので、ぜひ実物を見てみてください。
SBGV223 と SBGP011 の違い
次にSBGV223 と SBGP011 の両モデルの比較をしていきたいと思います。
SBGV223はすでに生産が終了していますが、私がSBGP011を購入した当時はSBGV223も販売しており、どっちを購入するか結構悩みました。この際に店頭で現物を見ながら入念に調査した違いを記載しますね。
SBGV223のスペックは下記のとおりです。
・ステンレスケース
・デュアルカーブサファイアガラス
・(内面無反射コーティング)
・ステンレスバンド
・ダイヤル:ブラック
・日常生活用強化防水(10気圧)
・スクリューバック(裏ぶた 獅子の紋章つき)
・キャリバー9F82
・精度:年差±10秒
・外径:縦46.8mm : 横40.0mm
ムーブメントの違い
決定的な違いはムーブメントが違うこと。
SBGV223は短針だけ動かせる時差調整機構のない「9F82」が搭載されています。
これに対して、SBGP011は時差調整機構が搭載されている「9F85」
実際使用してみると時差修正機構が付いていてよかったと感じています。
では時差調整機構とはなんぞや、といいますと、時計を止めずに時針を単独で動かすことにより、時差を修正することがでできる機能です。
これが付いていることで、時針を送っていけば日付変更することができます。
その結果、この時計の売りでもある圧倒的精度年差±10秒を体感できるようになります。この機能が付いていないと秒針を止めなければ日付を合わせられませんので、1年たってどのくらいずれが生ずるのかをテストすることができません。
地味な話ですが、これ結構楽しみなんですよ!
先日購入して1年経過したので、電波時計とずれを確認したところ、プラス5秒に収まっていました。
素晴らしい性能ですね。
文字盤の違い
SBGV223は文字盤にサンレイ仕上げが施されていませんので、日光やライトが当たっても文字盤に光のスジは入りません。
いや、その前に、「サンレイ仕上げ」って何かわかんないんですけど。
【サンレイ仕上げとは】
「太陽光線=Sunlay」を由来とする放射仕上げの文字盤。サンバースト仕上げとも呼ばれます。ダイアルに施された細かな彫り加工が、見る角度によって光の反射を変化させるもので、この仕上げがあることで高級感が高いものとなります。
これに対してSBGP011はサンレイ仕上げありとなっていますので、光が当たるととても綺麗に反射します。参考画像です。3分と20分、35分あたりにある光の反射がその部分になります。綺麗ですよね。
次に、文字盤の周りを囲むスチール部分ですが、SBGV223は分厚いのに対して、SBGP011は細くシャープなデザインとなっています。
以上の違いは、画像だけではわかりにくい部分がありますので、実際に現物を確認して比較することをおすすめします。私は値段の差よりもこの違いが購入を決断する後押しとなりました。
なお、SBGV223の中古相場は概ね18万円程度でしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私は機械式腕時計もほかに何本か所有しておりますが、機械式でローテーションしていると、その都度の巻き上げが面倒になる日もあります。また、止まってしまった時計の時刻合わせなどをするときにも今回ご紹介したSBGP011はおまけ要素としても役立ちます(笑)。
非常に万能なSBGP011、クオーツモデルは1本持っておくと非常に役立ちます。
下記画像の右にある時計は、お気に入りの一本です。興味ある方は別記事をご覧ください。
購入を検討されているかたの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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